学問・資格

04/17/2013

こんな本を読んだ「プロジェクトジャパン」

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菊竹さんの本からの流れ。
ちょっと前に読んだメタボリズムを分析した「プロジェクトジャパン」は久々に読んでいる最中からシビれる本でしたが、本の体裁というのか本文中に蛍光カラーを多用しているが、これが実に読みづらい・・というより正直見えない部分が多々あるのが残念(老眼のせいばかりではないだろう)。
それはともかく
「菊竹巡礼」の中でお嬢さんへのインタビューで「本人の故郷久留米での洪水体験が根底にある」・・というお話を聞いて、江戸東京博物館の収蔵スペース部分が地上に持ち上げられているのは隅田川からの水害除けの意味では、という解釈にハッとさせられた(東北地震の津波の映像を見た後では何も言えない)と同時に、「プロジェクトジャパン」の菊竹さん自身へのインタビューで、大地主だった実家が戦後の農地解放で没落していく有様を見て「土地」に対する「恨み」の意識を持った、といった生々しい話が真実味をもって思い出された。

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11/08/2004

こんな本を読んだ

「住まい方の演出」「住まい方の思想」・・など建築家渡辺武信氏の本(かなり古い本ですがたぶん図書館に揃っているはず・・中公新書です)はよく知られている宮脇壇さんの建築(住宅)関連の本と同様いろいろと示唆に富んでいてタメになるはず・・以前はずいぶん読ませてもらいました・・著者は映画に造詣が深く「映画好きの方」には特にお勧めです。
その著者の最近の本「住まいのつくり方」・・今回はタイトルからしてあまりにベタすぎやしませんか?・・を読んでみました。
いわく住まい造りは建築家に頼めば1棟の住宅に何十枚もの設計図を描き、施工者にミスの無いよう工事中の監理もしっかりしてくれるので一番だ・・みたいなハナシ・・建築家協会の重鎮としてのお立場からはもっともなお説でしょうが・・・日本全国で建てられている住宅にはグレードがあって(もちろん一番はケンチクカ設計の住宅で)「一番数が多くグレードの低いのが町場(マチバ)の工務店の設計(設計といえるものではなくサービスで行う間取り図作成だと)+施工で建てられている住宅だ」というくだりには思わずカチンときましたね!!住まい造りに真面目に取り組んでいる工務店はたくさんありますし、実績と経験を積んでいる分下手な設計事務所よりノウハウがあったりするもので・・逆に言わせてもらえば木造の構造はチンプンカンプンの設計者、通り一遍の図面だけであとは「イメージ」だという「デザイナー」諸子のいかに多いことかご存じないのでしょうか?・・「そういう設計士はケンチクカではないですからあ〜残念。」
まあ著者はだからケンチクカを国家認定の資格にせよ・・みたいな持論を述べておられるわけですが・・今回は立場上大大大先輩に対し僭越ながら一言申し上げさせていただきました。

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