« December 2015 | Main | September 2019 »

July 2019

07/17/2019

知らない方がいいこと、知らなければよかったこと、知ってはいけないこと

Kuushuu

 

鑑定団について書いたら、思い出した。番組中に全国出張鑑定団があるけど、全国どんな町でも古いお宝がまだまだ出てくる。もし戦時中の空襲が無かったら、今の日本にどれだけのお宝が残っていたんだろうか。つまりは空襲でどれほどのお宝が燃やされてしまったのか・・

日本のお宝を奪った犯人を2人挙げる。

まず、この日本本土空襲作戦を指揮したカーティス・ルメイ。

このNHKスペシャルの本の中では、ルメイの孫がインタビューに答えていて、「祖父は誰かがやらねばならない任務を自分が誠実に引き受けたと言っていた」とか何とかってあったが、そんなソフトな記事でまとめなくてもよかんたんじゃないか。白人至上主義的な言動が多かったというのは他の資料からもはっきりしてるんだし。ルメイに戦後、日本から勲章を与えたって、意味が分からん。いろいろ資料をあたっても不快感だけが残る。

そしてもう一人がアントニン・レーモンド。

言わずと知れた日本のモダニズム建築の父。レーモンドがこの日本本土空襲というか日本焼き払い作戦に加担していたという事実。これも、早く戦争を終わらせるために苦渋の思い云々という言い訳が流布しているようだが、そもそも亡命先アメリカのスパイだったということまで分かってしまった以上、伝記は書き換えられなければならないのではないか。日本の木造家屋密集地での火災の広がり方、如何に効率的に焼き尽くすか、焼夷弾の性能実験、戦時中の石油会社の思惑、戦後の石油メジャーとの繋がり・・・レーモンドの黒歴史を知ったのは、いつだったかな、すごいショックだったけど。

昔のことなど蒸し返さない方がいいのか、ただ「令和は本当のことがあからさまになる時代」って誰かが言ってたのは本当かもしれん。

ジャニー喜多川の訃報に際して、マスコミはこぞって日本のエンタメ界の父だなどと持ち上げて嵐だSMAPだは出るけど、我々昭和の人間はジャニーズといったらフォーリーブスだろうが、フォの字も出ない。そりゃーフォーリーブス解散後にあったジャニーの少年偏愛スキャンダル暴露のイメージが消えないもんね。そんな黒歴史はシートで覆って無かったことに・・

Kokusho

黒歴史でもうひとつ。

1995年ラグビーW杯で日本がオールブラックスに145点取られて負けた(17-145)こと。特にラグビーファンでもなければ、そんなこともあったかなという程度。だいいち25年近く前の話だ。今年のW杯日本大会を前に、前回の南アフリカ戦の大逆転勝利に続けとこちらもアゲアゲ報道一色だけど。

これも最近知ったこと。

この時の日本代表チームは無能な監督の元、メンバーはバラバラ、主力は大会期間中カジノと飲み会三昧だったという事実。はっきり書こう、当時の日本ラグビーの改革者で救世主と持ち上げられていた平尾誠二とその手下でしょう。(このラグビー黒書にはズバズバ書いてあります)今年になって、日本大会直前ということで、1995年の出場選手だった吉田義人へのインタビュー記事が挙がっていて

https://hochi.news/articles/20190527-OHT1T50244.html

1995年の反省からの長い日本ラグビーの道のりみたいな言い回しがあったので、ふと気になりググってみたらこういうことだったのか。平尾派(同志社)とは距離を置いてた吉田(明治)だから、平尾が故人となり時間が経ってようやく言えるようになったのか。数年前に亡くなった時も忖度したマスコミは新しいラグビーを切り開いた偉人みたいな扱い一色だったしね。

あの当時の平尾といえば、古臭くて汗臭い根性至上主義ラグビーみたいなもんを否定してエンジョイ、創造、自由を標榜した新しいラグビーを目指すみたいな感じで(実際、同志社や神戸製鋼で活躍し実績を挙げたわけだが)いわく日本的経営の限界だのやたらグローバル化が言われ出した頃の時代の寵児みたいだったのは記憶に残る。それがどうして、日本を代表して参加したW杯で145点も取られ「ブルームフォンテーンの惨劇」とまで形容(笑いものに)される試合をまるで他人事のようなコメントに終始し、代表監督として臨んだ次の大会でも「世界に日本のラグビーを見せつける」と豪語しながら、結果3戦全敗、観客を感動させるようなトライは一つもなく「145より深刻」と評されるしかなったのだろうか。

1999年大会の直前には、合宿を張らずに監督平尾自身は「新しいビジネススタイル」の講演会(電通主催!)の講師として忙しかったという。当時の彼の言説には、さるスポーツ評論家だの文化人類学者だのの影響をもろに受けてる、というか受け売りそのままだと分析しているブログも読んだ。つまりは電通プロデュースで「哲学するラガーマン」を演じていたのか。ラグビーといったら襟を立てたシマシマジャージだったのが、この後大手スポーツブランドのピチピチユニフォームに替わっていったのもD通プロデュースの一環だろう。そもそも2019W杯招致に秩父宮ラグビー場建替え話もからんでいた訳で、さらにこの延長線上に国立競技場周辺の再開発だの何だの有象無象の世界があるわけだ。

やっぱり新国立競技場のザハ案なんかも、D通プロデュースによる・・なんだろうな。それならあの不快な「建築家諸氏へ」という「内藤怪文書」が出たというのも分かる気がする。やっぱり「金さえ、今さえ、自分さえ」

| | Comments (0)

#何でも鑑定団 #華岳

Kagaku 紳助、石坂浩二の頃から見続けている番組。ずっと前、高島野十郎を見た時書いた記事が2006年とあるから、ずいぶん経ったものだ。

今回は、この村上華岳。まったく興味は無かったのだが、依頼人エピソードからして引き込まれ、作品と作者紹介のVTRでまた感動した。作者の画業、生涯から作品制作の経緯までの半端ない情報量を短い時間で簡潔に、写真や画像まで添えてまとめる手際にいつもながら感心します。へたな解説書を1冊読むよりよっぽど理解出来る。

そしていつものナレーターさんの安定の語り口、加えてバックに流れる音楽のセンスの良さ。今回、あまりに感激したのでググりまくって「選曲」担当さんのツイッターを見つけ、ツイしてしまった。皆さんいい仕事しています。素晴らしい絵にセンスのいい裂を使った表装で仕立てられた掛け軸が素敵な床の間に飾られているようなものか。

同じく20年近く見続けていた「美の巨人たち」は「新」が付いてからすっかり見る気が失せてしまったけどね。

| | Comments (0)

« December 2015 | Main | September 2019 »