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06/01/2014

新国立競技場問題 代々木競技場

この問題で一番モヤモヤが始まったのが、コンペの審査委員である内藤廣さんの「建築家諸氏へ」とする建築家による反対運動への反論(そもそもは一般市民にわかりやすく説明するべきでしょうに) を読んでからなのだが・・
内藤さんといえばずいぶん昔だが雑誌ブルータスの「約束建築」という、建築家が公募した施主の住宅を設計するという企画で、ただ一人実現に至らなかったという報告記事で、最終的に設計者側から断りを入れることになった経緯を真摯に述べておられた記憶がずっと残っていて、バブル期に踊らされなかった実直の人というイメージだった。
その人のメッセージが委員長の安藤忠雄に代わって一言というもの・・ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20131209/643769/?rt=nocnt・・ええっ、何と言う違和感。
要は「女王ザハ様がご機嫌損ねたらどうしてくれるんだ。」とか「破壊力のあるザハ様案でこの一帯を大改造して東京を外国の都市に負けない強い都市にする」ために「この建築のアイコンに合わせて東京を造り変えるくらいの気概を」みたいな話。こんなマッチョな物言いする人だったのか?これは代理店とかデベロッパーのコワイ人に言われたことを遠回しに伝えたメッセージじゃないか?という説を信じたくもなる。早稲田の吉阪研出身で「思っても無い事は書くな」と教えられたという立派な人の文章なんだから責任はあるよな、というか今日び東大の教授になるということはこういう物言いする人間になってしまうということなのか。だから尚更、安藤忠雄がノーコメントを決め込むのが許せない。(そのくせ学生相手の講演会はせっせと開いてるというのが・・もう)
このモヤモヤはこの反論に対する横河健さんのメッセージ http://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-11735037931.html を読むまで消えなかった。
例の渋谷再開発で安藤〜内藤ラインが・・なんて下衆の勘ぐりさせないで下さい。それにしてもここでも「金さえ、自分さえ、今さえ・・」
Ph_01
なんでここまで書くかっていうと
ちょうど1年前は、モダニズム〜丹下研〜代々木オリンピックプールについて書いていた頃で
この代々木競技場ですら、明治神宮の参道の軸線上に配置されている http://goo.gl/maps/fXabo
のを覚えていたから。丹下さんだって神宮と御苑の森には最大限の敬意を払っていたはず。
そしてあの建設プロジェクトに携わった人達の膨大なエネルギー。100年前の神宮と御苑整備の後、50
年後にオリンピックで多くの人たちの想いと汗とお金が加わってあの場所があるのだから。
2度目のオリンピックが終わったら規制が外れたあの当りが高層マンションだらけになっているなんて景色は見たくない。

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