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July 2013

07/29/2013

坊ちゃん3

Bocchankadokawa今年買った江戸てぬぐいデザインの角川文庫版。
で、また読んだ。読むたびに違う捉え方、といえば今年は会津目線の大河ドラマ「八重の桜」を見ているせいでどうしても「会津っぽ」山嵐に想いが集まるのは仕方ない。
つまり「坊ちゃん」の登場人物が江戸と明治の対立を下敷きにしているという論が素直に理解出来た。
山嵐は「会津」、坊ちゃんも旗本の出、清もまた旧幕の由緒ある家の出という敗れ去る者達(江戸)。
に対し「赤シャツ」は新政府・長州、「野だいこ」は勝ち馬に乗ろうとする多くの者達、「うらなり」は「慶喜」さらに言葉を発しない「マドンナ」は「皇」とする説もあったが・・
私達がイメージするいわゆる青春学園ドラマでない。単純な勧善懲悪ストーリーでもない。今回読んで、こんな短い小説がおそろしく重層的な色彩を持っていた事に今更ながら感動した訳です。


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07/28/2013

坊ちゃん2

Bocchanshueisha小中学生の頃読んで妙に印象に残っているのが、坊ちゃんが「天婦羅そば」を4杯も食ったというところ。
正直言ってこの歳になっても蕎麦屋でまともに「天婦羅そば」を食べた事が無いような気がする。(「天もり」や「天丼」は大好物ですが温かい「天婦羅そば」はちょっと記憶に無い)ましてその当時「天婦羅そば」といったら蕎麦屋の店先のサンプルか駅の立ち食いの「かき揚げそば」くらいしか知らなかったはず(いや当時食べたのは「うどん」ばかりだったか・・)。
それはともかく。
次に購入したのが集英社文庫版。表紙のイラストはあきらかに勘違い。
「自己治療」としての「坊ちゃん」という解説が興味深い。もちろん漱石の「神経衰弱と狂気」に対して
この小説を書く事が漱石にとって「治療」として必要だったという論ですが、思い切り勝手に解釈して
自分(読者)のストレス解消小説の名作だと思っています。そういえば、社会人になってから「坊ちゃん」を読んだ時って、何かモヤモヤを抱えてた時にふと手にしてそのまま最後まで読んでしまった、みたいな場面だったかもしれない。生徒とは最後まで絆なんて出来ない、マドンナと坊ちゃんの恋愛描写などない、学校は結局何も変わらないのではないか?よくある青春学園ドラマのストーリーでは全くないのだが・・一気に最後まで読んでスカっとして、そしてあの最後の一行で気持ちがすっと落ち着く。だから何度も読みたくなる。これが100年以上前の小説だとは!

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07/27/2013

坊ちゃん

Bocchanこれまでもっとも多く再読した小説。無人島に行くとき持っていく本は・・みたいなアンケートなら間違いなく「坊ちゃん」だ。
一番最初は小学生の夏休み。「日本の文学」みたいな本だったような。他には「我が輩は猫である」とか「野菊の墓」、「路傍の石」なんて読んだな。
その後中学、高校、大学の時も読んだ。社会人になってからも5回は読んだか。よく言われるように読んだその時その時で違う読み方が出来るから、再読してもいつもおもしろい。(昔はあんなに好きだった村上春樹でも、今「ノルウェイの森」読むのはツライ)一番多く手に取ったのが今も本棚にある新潮文庫版。解説は江藤淳。さすがに深くて鋭い。
数十年前のこの文庫本。紙が真っ赤でボロボロなのはともかく、昔の文庫の文字の小ささ!(今じゃまったく読めない)


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07/20/2013

一番の夏空

ちょっと早いですが、たぶんこの夏一番の夏空。
入道雲ではなく、色々な種類の雲が空いっぱいに広がっていた。
7月の空とは思えない景色だった。Kumo0719


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