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04/24/2013

こんな本を読んだ「群像としての丹下研究室」

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丹下健三といえば「代々木体育館」・・私的には「代々木のオリンピックプール」といった方がしっくりくる。もう35年以上前、渋谷であった中学生の夏休みの「夏期講習」の帰りにここで泳いで(遊んで)帰ったこととか、あの都電の敷石を再利用したというデッキに座ってアイスキャンデーを食べたことなど懐かしく思い出す。当時はほとんど人もまばらで、あの飛込み台から飛び込んだりしてた記憶がある。監視員はいたが特に怒られた覚えが無いという暢気な時代だったなあ。
それはともかく世の中に「建築」があって「建築家」というものが居ると知ったのがこの建物だった。
そしてこの「群像としての丹下研究室」。丹念に事実を積み上げた労作なのだが、そもそも修士論文としての文章がカタイ。それでもこの代々木体育館がオリンピック前に設計約1年、施工も約1年で造られたという事実にまず驚かされるし、この辺のドキュメントが生々しく綴られています。ナンバーワンの建築を挙げろといわれたら間違いなく「代々木体育館」と答えるし、この本でも特筆されている「聖マリアカテドラル」も実物を観て感激したのは事実。やはり日本の建築家として「タンゲ」はあまりにも偉大です。でも・・弟子や仲間に対しては愛情の深い人物だったというエピソードを出されても、(「磯崎新の都庁舎」などを読んでも分かる通り)フジテレビ社屋の造形を見ると「それはないだろう丹下センセー」と思ってしまう。

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