« December 2011 | Main | May 2013 »

April 2013

04/26/2013

ジビュレ・フォン・クレーフェ姫の肖像

ジビュレ・フォン・クレーフェ(Sibylle von Ju¨lich-Kleve-Berg)
Photoクラナッハが描いた姫君の肖像画。盗まれた絵画と記憶していたのだが・・
ザクセン選帝侯妃ジビュレ14歳、結婚前(?)の姿。不安など微塵もない女王にふさわしい決意の表情と少女らしい愛らしさ。かねてから実物を見たいと思い続けている1枚。
そういえば、ドイツの娘、14歳、赤毛、ツンとした表情、衣装は赤・・・ってまんま(ヱヴァの)アスカ・ラングレーじゃないか。これって何かのアイコンみたいなものか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/24/2013

こんな本を読んだ「群像としての丹下研究室」

Photo
丹下健三といえば「代々木体育館」・・私的には「代々木のオリンピックプール」といった方がしっくりくる。もう35年以上前、渋谷であった中学生の夏休みの「夏期講習」の帰りにここで泳いで(遊んで)帰ったこととか、あの都電の敷石を再利用したというデッキに座ってアイスキャンデーを食べたことなど懐かしく思い出す。当時はほとんど人もまばらで、あの飛込み台から飛び込んだりしてた記憶がある。監視員はいたが特に怒られた覚えが無いという暢気な時代だったなあ。
それはともかく世の中に「建築」があって「建築家」というものが居ると知ったのがこの建物だった。
そしてこの「群像としての丹下研究室」。丹念に事実を積み上げた労作なのだが、そもそも修士論文としての文章がカタイ。それでもこの代々木体育館がオリンピック前に設計約1年、施工も約1年で造られたという事実にまず驚かされるし、この辺のドキュメントが生々しく綴られています。ナンバーワンの建築を挙げろといわれたら間違いなく「代々木体育館」と答えるし、この本でも特筆されている「聖マリアカテドラル」も実物を観て感激したのは事実。やはり日本の建築家として「タンゲ」はあまりにも偉大です。でも・・弟子や仲間に対しては愛情の深い人物だったというエピソードを出されても、(「磯崎新の都庁舎」などを読んでも分かる通り)フジテレビ社屋の造形を見ると「それはないだろう丹下センセー」と思ってしまう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/17/2013

こんな本を読んだ「プロジェクトジャパン」

Photo
菊竹さんの本からの流れ。
ちょっと前に読んだメタボリズムを分析した「プロジェクトジャパン」は久々に読んでいる最中からシビれる本でしたが、本の体裁というのか本文中に蛍光カラーを多用しているが、これが実に読みづらい・・というより正直見えない部分が多々あるのが残念(老眼のせいばかりではないだろう)。
それはともかく
「菊竹巡礼」の中でお嬢さんへのインタビューで「本人の故郷久留米での洪水体験が根底にある」・・というお話を聞いて、江戸東京博物館の収蔵スペース部分が地上に持ち上げられているのは隅田川からの水害除けの意味では、という解釈にハッとさせられた(東北地震の津波の映像を見た後では何も言えない)と同時に、「プロジェクトジャパン」の菊竹さん自身へのインタビューで、大地主だった実家が戦後の農地解放で没落していく有様を見て「土地」に対する「恨み」の意識を持った、といった生々しい話が真実味をもって思い出された。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/16/2013

黒石ほるぷ子ども館

Photo
黒石ほるぷ子ども館
いかにも建築の写真です・・といったものでなく
何ともいい写真があったのでいただきました。
床のカーペットがリンゴの皮を剥いたところになっているなんて!!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/15/2013

こんな本を読んだ「菊竹清訓巡礼」

Photo_3
昔からほとんど興味は無かった。というより学生時代にスカイハウスへは巡礼に行った記憶があるくらいで、近代建築の教科書には必ず写真が載っている「東光園」など、どこが良いのか分からなかったし近作ではただデカイだけの江戸東京博物館など、はっきり言ってダサくて嫌いな部類だった。
それが「プロジェクトジャパン」にも載っていたけれどメタボリズムのメンバーの中で「デザイン」というか造形センスがぴかイチだったのは菊竹さん・・で意見が一致していたとか、才能が輩出する菊竹スクールであるとかの評価はともかく当たり前に偉大な建築家でした、気づくのが遅過ぎました。
「島根県立美術館」・・長大な金属屋根の建物は珍しくもないけれど、その絶妙なカーブは小さな写真で見てもほれぼれする美しさ。そして・・まったく知らなかった
「黒石ほるぷ子ども館」1975・・青森の小さな町の子供図書館・・う〜んいいです。
大らかな空間と細かな配慮、子供達への優しい眼差しが(これも写真をみるだけでも)感じられます。
オープン36年でもいまだ現役・・ほんものの建築だからこそなのだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

04/14/2013

形見の直垂

C1a231a0a23fd1b06335a7d48d8bcad2
川村清雄「形見の直垂」
不覚にもこの絵も画家の名前すら始めて知った。2012年の展覧会の事も知らなかった..
この頃になって自分の無知が恥ずかしい。
ただ、この絵が勝海舟への追悼のために描かれたという解説を知るまでの直感で感じた事を言うと、
ああこれは能の「井筒」だな、といこと。
井筒の君(亡霊)がかつて愛した業平の形見の烏帽子直垂という男衣装で現れ、荘厳な舞を舞った
後に井戸の底を覗くと・・水に映るのは娘の顔か、はたまた業平の顔ではないのか?
・・というあの高名な場面。
白い直垂に袖を通す娘は井筒の君、傍らの胸像は業平ではないか?...と勝手に解釈していたのですが。
とにかく原画を見に行こう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« December 2011 | Main | May 2013 »