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December 2009

12/12/2009

こんな本を読んだ「大工力」

トラスの技術書を探していて見つけた。大型木造建築が建てられなくなってその技術さえ失われつつある時代に抵抗して頑張っておられる大工の親方が書いた本ですが、これが大変示唆に富んでおりタメになったというか唯一の指南書。
木造技術というと何かと宮大工のお話とか金物使わない「伝統」工法とかばかりだが、こちらは戦後(もしくは戦前からか)物資の少ない中で大型の木造建築を造るというところから始まる話で、確かに木造校舎とか駅舎などが無くなったと同時に廃れたか顧みられない技術になってしまったものだ。中でも「木は引き寄せて締めて固める」のと「木の部材には軸力を負担させる」そのためには金物を開発してまで使うというところ・・一切金物など使わないのが日本の木造などという「伝統」木造論者は眉をひそめるかもしれないが木と鉄を適所に使って木に「曲げ」を負担させない脱和小屋を考え始めた頃「まさにこれだ」と思った。Daikuchikara

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12/11/2009

木造トラス

ここ数年考えていた木造トラスにチャレンジした。
これまで木造の大広間には集成材の中断面梁で力まかせにスパンを飛ばしていましたが所詮和小屋形式で梁に「曲げ」を負担させればどんどんゴツくなる部材に柱と梁の仕口を考えるとこれは「違う」と考えるようになり行き着いた所は結局「トラス」。この三角形不変の法則というおそろしく古くからある偉大な構造。
応力度に金物の耐力など構造は一応検討してはみたものの実際組み上がるまでは「ホントに大丈夫か?」・・ところが細身の部材で組み上げたフレームは乗っても揺すってもビクともしない。新鮮な驚き!
昔ながらの陸梁の継ぎ手や束の結合部などダサイ納まりでなく、なるべくすっきり見えるようにしてホールの天井にそのまま現す予定。
そんな今から次は引張り材に鉄を使ってみたいなどと構想は膨らむ・・・とはいってもシレンの「森の中の教会」とかネットで見付けた70年当時の幼稚園などとっくの昔にすばらしいお手本があります。こんな古びた技術だけれどマチバで出来る建築技術として次に繋げたいと思う。Truss1


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